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ナシアシブトハバチ

 全国に分布するが極めて局所的。成虫の静止時はキイロスズメバチに非常によく似る。触角は棍棒状で毒針は無いが余程注意深く見ないと判りづらい。幼虫はサクラ、ナシ、ボケ、等の葉を食べ終齢幼虫は60mm程に育つ。幼虫は黄色地に頭部から尾端まで背中に黒茶の条が入り、一見すると蛾の幼虫のようにも見える。幼虫は昼の間は葉裏などで丸くなっていることが多く、刺激を与えると表皮より体液を噴出する。初めて自宅の庭で成虫を発見したときも驚いたが、植栽しているサクランボの葉上で幼虫を見出したときは何の幼虫か判らなかった。


ナシアシブトハバチ
VI-2011 八戸市小田


ナシアシブトハバチ幼虫
6-VI-2012 八戸市小田



文章、写真:田野岡 嗣典
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