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カワラハンミョウ Cicindela laetescripta

 体長14〜17mm前後。上翅の色は黒色〜暗青色で白色の不規則な斑紋があり、この斑紋は地域によって変異が見られる。砂のある広い河口や砂丘海岸に生息し、成虫は8月〜9月に出現する。砂浜を俊敏に徘徊し、近づくとよく飛翔する。稀に灯火にも飛来する。
 北海道、本州、四国、九州に分布し、全国的に激減している。青森県では主に太平洋沿岸の砂浜で見られるが、生息地は局地的で個体数は少ない。本県の個体は白色紋の発達が悪く、黒っぽい個体が多いようである。近年、車の砂浜への乗り入れ等により生息環境が悪化し減少している。

・青森県レッドリスト:希少野生生物 Bランク
・環境省レッドリスト:絶滅危惧II類



カワラハンミョウ
三沢市



文章、写真:吉川 克哉
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