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コカブトムシ Eophileurus chinensis chinensis  原名亜種

 青森県内では主にブナ帯の山間部に見られるが、非常に少なく珍しい。ごく稀に灯火に飛来した個体が採集される程 度である。カブトムシの様に立派なツノはないが、良く見ると♂には小さなツノがある。♂と♀の見分け方は、♂はツ ノの他に前胸背に大きな窪みがある事(♀は浅い縦溝)、♂前足付節は♀より丸く膨らむ事で区別可能。
 成虫は肉食性、幼虫は朽木屑を食べる為、発酵マット等で飼育可能。飼育は比較的容易で簡単に増やせるので、もし 採集したら是非飼育して増やして欲しい。

・体長:18〜26o。成虫の出現期:6〜8月。
・青森県内での発見難易度 ★★★★★

コカブト 奈良県産・飼育個体


コカブト♂ 角


コカブト 前胸背の比較

文章、写真:市川 裕二
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